何故Jリーグのチーム・ヴィッセル神戸は次々と大物選手を獲得できるのか?

大物選手の獲得

Jリーグのヴィッセル神戸というと、2004年に楽天創業者の三木谷浩史氏がオーナーになった年にイルハン選手を獲得した例はあるものの、以降は一切大物獲得が行われることはありませんでした。
そういった事情もあってヴィッセル神戸は長い低迷を続けてきましたが、2017年に入ると急に積極的に動くようになり、度々大物獲得話がニュースになっています。

では、何故2017年に入ってから大金を使って大物獲得に動くようになったかというと、2017年にJリーグとDAZNの放送契約が結ばれたことが大きく関係します。
DAZNマネーによって毎年クラブに入って来る分配金が大幅に増えたほか、優勝や順位が上位に入ればさらに高額なクラブ運営資金が手に入るようになりました。これにより、大金を使っても獲得にかかったお金の元を取りやすくなり、今まで大物獲得に決して大金を使う事をしなかった三木谷氏は一転して選手獲得に積極的になったと見られているのです。

ヴィッセル神戸のビジネスは楽天のビジネスとも強く連動しており、優秀なビジネスマンの三木谷氏はサッカービジネスと楽天ビジネスをうまく連動させています。
そして、巧みな連動により三木谷氏の緻密な計算の中では高い獲得資金を回収できる自信を持っているため、どんなに移籍金や選手の年俸が高くても支払える勇気がある点も大きいと言えます。
ロシアワールドカップを最後に、スペイン代表を引退したイニエスタ選手の獲得も、オーナーである三木谷氏の大きな影響があったでしょう。

元スポーツマンの三木谷氏はサッカー好きで、スポーツを通じて人々に感動を与えることの大事さを常に力説しており、彼の熱意ある話にイニエスタなど大物選手でも心を惹かれやすい点もポイントになっています。