次々と優秀なGKを生み出すドイツ

優秀なGK

ヨーロッパのクラブチームは世界トップレベルですが、それぞれのクラブチームのGKはドイツ出身であることが多いです。そうしたことから、ドイツはしばしばGK大国といわれます。

しかしながら、これはある意味では当然です。それはドイツではサッカーのポジションの中で最も花形だと言われているのがGKだからです。つまり、ドイツではサッカーの上手い選手がGKになりやすいのです。

また、GKの能力で重要視されるのが、足元の技術が求められるシュートストップです。GKは専門練習ばかりして足元の技術がおろそかになってしまうのですが、ドイツではもともとサッカー選手としてのベースができている上に足元の技術を習得する練習を集中的に行います。こうした背景があるからこそ、ドイツのGKのレベルが高いのです。

実際に世界で1、2位を争う名GKであるバイエルンのノイアーはもともとフィールドプレーヤー出身でシュートストップも上手いです。あるいは、バルセロナのテア・シュテーゲンやレバークーゼンのレノも身体能力自体が秀でていて、シュートストップだけでなく、両足で強いキックができる稀有な存在です。ほかにも、ドルトムントのバイデンフェラーが足元の技術がしっかりと備わっています。