身体能力を活かした個人技が魅力 アフリカ出身のサッカー選手

ゴールネットに突き刺さる

アフリカ出身のサッカー選手の特徴は、日本代表が過去のW杯で苦しめられた元コートジボワール代表のドログバ選手や、セネガル代表のマネ選手のように身体能力を活かした個人技を基盤にしたダイナミックなプレーを得意としていることです。

足の速さや、ジャンプ力、相手ディフェンダーに当たり負けしない屈強なフィジカルで、相手の守備を突破していきます。
また独特なリズムから繰り出されるドリブルは、世界中の多くのディフェンダーを惑わせています。戦術面でもフォーメーションや組織力よりテクニックや身体能力など個々のセンスや能力に頼った攻撃をします。個々の攻撃が噛み合った時はW杯優勝経験があるヨーロッパや南米の強豪国ですら苦戦し、時には敗戦することもあるほどです。

その反面、組織面やメンタル面に問題があります。試合全体を通じた試合展開の予想や苦しい時間帯でのメンタルコントロールなど、その時々の状況判断がやや苦手であると言えます。
集中力が切れてしまいプレーが散漫になってしまったり、ラフプレーに走ってしまったり、大崩れしてしまう場面がよく見られます。

サッカーのプレー以外でも協会のマネジメントやチームメイト同士の仲間割れなど世間を騒がせることが多々あります。

強豪国のディフェンダーが恐れるほどのダイナミックで力強くスピード感溢れるプレーを得意とする反面、意外ともろく危なっかしい雰囲気を持っており、観る者を飽きさせないことがアフリカサッカーの魅力です。