日本 サッカー(Jリーグ)も人気だがプロ野球の人気のほうが高い
日本では、数あるスポーツ種目の中で長く野球だけがメジャースポーツである時代が長く続いて来たようなところがあります。
そんな中、1993年にプロサッカーリーグのJリーグ開幕し、プロ野球の試合同様に人気チームの試合が毎試合生中継される時代がやってきましたが、すぐにブームは冷めました。翌1994年からTV中継の視聴率は一気に下降して1994年を最後にほとんどの試合が地上波では観られなくなり、Jリーグを観たければBSチューナー内蔵テレビを購入してBSアンテナを取り付けなければならない時代になってしまいました。そんな中でも、歴史の長いプロ野球の人気はそう簡単に落ちることはなくテレビの視聴率は高視聴率を記録して、スポーツニュースでも圧倒的にプロ野球に多数の時間が割かれてきたところがあります。
転機となったのは2001年で、フジテレビは「プロ野球ニュース」という番組内でプロ野球を中心としたスポーツニュースを放送していたものの時代に合わなくなってきたため、その番組を終了させ「すぽると」というスポーツ番組をスタートさせます。そして、この番組の中でプロ野球だけではなくサッカーをはじめ幅広いスポーツのニュースを届ける形をスタートしたものの、2000年代に入っても依然としてプロ野球の人気は高く、結局野球ニュース中心の番組になっていきました。
2010年に入って少しずつ人気は縮まっているもののサッカーと野球の文化の歴史には大きな差があり親世代で熱烈なサッカーファンが少なめな事もあって、サッカー人気が野球を抜くのはまだまだ先の話になりそうです。なお、サッカーは展開が早くて一瞬も目を離せない部分があるのに対し、プロ野球は試合終盤の緊迫感のある場面などを除いて、飲み物やつまみを食べながらある程度ゆったり観られる事も根強い人気の秘訣と言われています。